ラジオ2008年 4月(Apr.2008)

 
1.pery ribeiro & leny andrade/deus brasileiro-vivo sonhando
2.luiz bonfa/afternoon's wind
3.marcia/eu tambem preciso de voce
4.johnny alf/samba sem balanco
5.tamba trio/morte de um deus de sal
6.elis regina/e com esse que eu vou
7.sueli costa/alegria e a dor
8.dick farney/aeromoca
9.geraldo vespar/sa marina
10.alcyvando luz/catuleco de dende
 「現在進行形の新しいボサノヴァで何か良いのってありますか?」という質問を時々いただきます。まずはっきり言ってしまうと、そんなものはありません。というのはボサノヴァというものはずいぶん昔に終わってしまっている音楽なので「現在進行形のボサノヴァ」なんてありえないんです。現在でも進化し続けている恐竜が存在しないのと同じです。「それでも何かあるはずでしょ」とよく言われます。そういう人はボサノヴァ以外の現在進行形の新しいブラジル音楽を聴けばいいのに、とすすめるのですが、「なんかネイティブっぽいブラジル音楽って苦手なんですよ」とたいてい言われます。というわけで今回はそんな人達のための特集です。

11.eliane elias/an up dawn
12.rosa passos/samba com pressa
13.ana costa/olhos felizes
14.celso fonseca & jussara silveira/feito pra voce
15.mario adnet/pedra bonita
16.patricia marx/me liga
17.karrin allyson/antigua

 男として生まれたからにはいつかはレコード屋さんをやってみたい、というのが音楽好き男子の夢だとは思うのですが、ご存知のようにこの御時世そんな無茶な夢に誰も人生をかけようとはしません。しかし今回選曲していただいた土田義周(よしのり)さんはそんな無茶な夢を実現させている人です。彼が経営するレコード屋は「ダウンタウン・レコード」という名前で文字通り東京の下町である東陽町駅にあります。店内には私達レコード愛好家が憎むあのCDはありません。もちろん最新流行のダンス・ミュージックの12インチ・シングルもありません。私達が愛する古くてあたたかい音のするレコードばかりです。店内にはソファーもありますので、通いつめて常連になった日にはそこに座って彼においしいコーヒーをいれてもらって、昔、村上春樹が書いたスタン・ゲッツのLPのライナーを読ませてもらうというのもオススメです。東陽町駅は現代美術館の近所でもあります。彼女と現代美術館にデートに行った時は是非お立ち寄りください。

18.vittorio palttinieri/beach fun
19.teddy randazzo/the girl from U.N.C.L.E.
20.clay pitts/female animal
21.astrud gilberto/華麗なる大泥棒
22.michel legrand/sil vous plait bossa nova
23.jack wilson/breakfast at tiffany's
24.caterina valente/moon river

先日バール・ボッサに白クマが来店した。彼は「ちょっと濃いめのホット・ラムにたっぷりのハチミツをたらしてくれ」と注文した。甘いものが好きだと判断した私はうちで評判のガトー・ショコラもすすめてみたらそれにもたっぷりとハチミツをかけてくれと言う。白クマはただ単にハチミツが好きなだけだったのだ。私は白クマにこんな話しをふってみる。「最近、地球温暖化で北極も住みづらくなって来たんじゃないんですか。なんか色々と僕らが迷惑をかけているみたいですいませんね」。すると白クマはこう答えた。「そうかな。最近住みづらくなったって感じなんて全然ないけどな」。「そうですか?でもテレビかなんかで北極の白クマさん達が困っているような映像を見たような気がしますよ」と私。「それホントに俺達だったか?」と白クマ。「あ、そう言われてみると困っていたのは南極のペンギンさん達だったような気がしてきました。でも実際問題、地球は温暖化しているんですよね」と私。「で、その地球温暖化というやつはおまえのせいなのか?」と白クマ。「いや、ホントのところ僕もよくわかんないんです」と私。「じゃあそんなことどうでも良いじゃないか。そんなことよりおいしいお酒と良い音楽を味わいたくて俺は今日ここに来たんだ。なんかゴキゲンなボサノヴァをかけてくれ」と白クマは言う。「じゃあこれなんてどうですか?『トリステーザ』っていう曲なんですけど『悲しみよ、お願いだから帰ってくれ』って歌いだす曲でちょっとゴキゲンなんです…」

25.sergio mendes & brasil'66/tristeza
26.joao bosco & angela maria/miss sueter
27.toninho horta/aqui,oh!
28.mauricio tapajos/querelas do brasil
29.gal costa/a ra
30.miucha & antonio carlos jobim/vai levando/
31.nara leao/nasci para bailar
32.milton nascimento/circo marimbondo

 

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